2023年9月26日

ドローンで屋根点検する5つのメリット! 必要な準備についても紹介

屋根写真

ハシゴを使って屋根に登る従来の点検手法に対し、ドローンを活用した屋根の点検は、従来の業務課題を解決し、多くのメリットを生む手法です。しかし、具体的にどのようなメリットがあるのか、メリットを最大化するためには何が必要なのか等、情報が不十分な点が多いのも事実です。

本記事では、ドローンでの屋根点検業務に具体的なイメージを持っていただくために、メリットの詳細やドローンの活用で発生する業務変化をお伝えし、実際にドローン屋根点検をはじめるために必要な要素とおすすめのツールまで、詳しく解説します。

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これまでの屋根点検の課題を解決する、ドローン屋根点検とは?

そもそも、ドローン屋根点検とはどのようなものか、詳しくご存知ない方も多いかもしれません。本章では、まずドローン屋根点検が誕生する背景となった屋根点検業務の課題について説明すると共に、ドローン屋根点検の概要についてお伝えします。

1.従来の屋根点検手法とその課題

従来の屋根点検は、ハシゴや足場を使って屋根に登り目視や触診等を通して屋根の状態を把握する業務です。屋根に登るときは多くの場合、ハーネス等の命綱をつけない状態になってしまっており、屋根の材質や天候の条件によっては足を滑らせて転落してしまう等のリスクがあります。

また、お施主様から見ると、職人が屋根に登っているときにどのような作業をしているのかわからない、撮影された屋根の写真を見ても実感がわかない等、屋根の状態を職人から説明される際の説得力・納得度の点でも課題があります。

さらに、場合によってはハシゴを掛けられない屋根がある、屋根に登るための技術の習得には長い時間がかかる等、従来の屋根点検業務は多くの課題を抱えています。

2.ドローン屋根点検とは

上記のような課題を背景に生まれたのが、ドローンを活用した屋根点検の技術です。ドローンを取り巻く技術は日夜目覚ましい進歩を遂げています。一般消費者向けのドローンが手に入りやすい価格帯で提供されはじめ、ドローンを活用した屋根点検が可能になりました。

ドローンの活用により、屋根点検にまつわる多くの業務課題を解決できます。次章では、ドローン屋根点検によって解決できる課題と、享受できるメリットをそれぞれ具体的に解説します。

ドローン屋根点検の5つのメリット

本章では、ドローンでの屋根点検について全体的なイメージを持つことができるように、ドローンでの屋根点検で得られるメリットと、よく耳にするドローン点検に対する疑問、不安の声を併せて解説します。

点検時の安全性が確保できる

地上からドローンを操縦して点検を行うことで、職人が屋根から転落・墜落する事故をゼロにできるため、安全の確保が可能です。

屋根の現状に関する説明の説得力が向上する

ドローンのカメラが撮影する映像は手元の操縦機に接続されているタブレットにリアルタイムで共有されるため、お施主様と同じ目線で、点検を行いながら同時に説明できます。これにより、どのような点を職人がチェックしているか等がお施主様にも伝わりやすく、説得力が向上します。

点検業務にかかる時間や工数を大幅に削減できる

ハシゴをかけて点検を行う従来の手法では、屋根に登ってから降りてくるまでに、短くても30分、長ければ約60分の時間がかかります。その理由は、勾配のついた屋根上を歩き回るのは注意が必要なので、屋根の上を慎重に移動しながら撮影をする必要があるからです。

一方で、ドローンを使った屋根点検なら、最長でも約15分で目視点検が完了します。なぜなら、従来の点検のように不安定な屋根上を歩き回ることもなく、柔軟に撮影高度と位置を変更できるからです。

従来では撮影が難しかった箇所を簡単に撮影できる

雨樋や破風板など、屋根際の部分の撮影は従来の屋根点検手法では危険で、至近距離での目視点検は難しいとされています。そのため、このような部位は危険を冒して無理にでも撮影するか、地上からの目視点検や屋根上の遠い場所からの撮影にならざるを得ません。

ドローンを活用することで、このような高難易度の点検箇所も、安全な状態で撮影できます。特に雨樋等は風雨にさらされ、破損している可能性が高い箇所なので、簡単に撮影できることは大きなメリットです。

点検業務のスキルを均一化できる

従来、点検業務のためのスキルは職人に属人化し、特殊かつ高度なスキルとされています。そのスキルは「屋根材を見る力」「修繕箇所を判断する力」「屋根に登る力」などです。しかし、ドローンの点検なら「屋根に登る力」を誰でも可能なスキルに変えられます。これにより、若手新人や、現場職でない従業員でも屋根の撮影を担当できるようになります。

デメリットについては以下の記事で詳しく解説しています。併せて参考になさってください。

【関連記事】:ドローンを活用し屋根点検を安全に実施 料金や資格の必要性

ドローン屋根点検に対するよくある誤解

ドローンを活用することで、前述の通り屋根点検に多くのメリットが生まれますが、一方でドローン屋根点検に対し、ネガティブな声が聞かれることもあります。この項では、そのような声の内容を具体的に説明し、解決策を探ります。

触診検査ができない

屋根に対する触診検査ができない、という不安の声があります。現状、ドローンに搭載できるのはカメラだけなので、屋根材を直接触ったり、屋根材の上に立って反りや浮きを確認する手法を使ったりすることはできず、可能なのは撮影画像を基にした点検のみです。

しかし、多くの場合、直接触るべき屋根は目視の時点で何らかの兆候があり、ハシゴに登る従来の手法でも、まずは目視で問題箇所の見当をつけて、次に触って点検する、という順番が殆どです。つまり、ドローン屋根点検を行うことで、修繕箇所がない「登るまでもない屋根」と修繕余地がある「登るべき屋根」を判定できれば、業務効率化が実現します。

飛行音がうるさい

ドローンの飛行音が気がかりである、という懸念もよく聞かれます。通報を受けるのではないか、住宅地で飛行させると近隣住民からクレームがあるのではないか等、飛行音に起因する各種のトラブルを不安視される声もあります。

しかし、実はイメージされているほど、ドローンの飛行音は大きくありません。下図を見ると、ドローンの飛行音は屋外で聞いていても静かな乗用車ほどであり、屋内にいれば図書館ほどの音量であることがわかります。現場に乗り入れるトラックや車とほぼ変わらない音量です。

ドローン騒音レベル
※画像出典:日本建築ドローン協会

 

面積計算ができない

屋根の面積計算を正確に行うためには、屋根に登ってスケール等を用いて各部の長さや勾配を測定し実測するか、図面を基に面積計算をする必要があります。図面もなく、屋根にも登れない場合は、建物一階部分の床面積に一定の係数を掛けて算出する、等の技法がありますが、必ずしも正確な面積が算出できるとは限りません。

ドローンを活用した点検の場合、確かに通常の機能だけでは屋根面積を算出できません。しかし、写真から特定部分の面積計算を行う機能を有したアプリケーション等を併せて活用すれば、ドローンでの撮影写真を基に面積計算が行えます。

特別な資格が無いとできない

ドローンを使用した屋根点検において、特別な資格が必要だと考えられることがあります。

しかし、実際は特別な資格を所持する必要はありません。国土交通省認定の資格に「屋根点検ドローンオペレーター」がありますが、こちらは民間の業界団体や企業が提供する資格です。法的に必要な資格ではなく、未所持でもドローン屋根点検は実施可能です。

ドローン操作に関する国家資格としては、「上空150m以上の飛行」「空港周辺の飛行」といった、法律で定められる「特定飛行」を行う場合に必要な「無人航空機操縦者技能証明」があります。しかしドローン屋根点検は特定飛行に該当しないため、これも屋根点検ドローンオペレーターと同様、未所持でも問題ありません。

ただし、いくら資格が不要とはいえ、使用の際には気にかけるべきこともあります。特に住宅街で使用する際は、安全性や近隣住宅へのプライバシーを重視し、配慮を忘れない操作を心がけましょう。

ドローン屋根点検によって、従来の業務はどう変化するか

前章で、ドローンを活用した屋根点検のメリットについて説明しました。また、よく聞かれるネガティブなイメージも、運用やアプリケーションによって解決可能なものや、そもそもが誤解であるもの等、払拭が可能であることをお伝えしました。

本章では、ドローンのメリットを最大化することによって発生する屋根点検業務の変化を、具体的にイメージできるよう、業務の流れに沿って解説します。

1.点検準備

点検業務が多く発生すればするほど、一件あたりの所要時間を短くするための効率化が重要です。ドローン屋根点検によって、点検前の準備を効率化できます。

従来の屋根点検業務では、点検対象物件に対応した長さのハシゴをトラック等に積み込み、現場に到着してからハシゴを掛けます。この際、物件の敷地内にハシゴが掛けられない場合には道路に掛ける必要があり、道路使用許可を取得しなければならない等、点検前の業務が煩雑になってしまうことが課題となります。

また、総二階の物件や、屋根の勾配が急である等、全ての屋根がハシゴを登って点検できるわけではないため、そのような場合に備えて高所カメラ等の代替手段を用意する必要もあります。

ドローン屋根点検の場合は、従来の屋根点検業務における複数の工数を削減できます。一般的に屋根点検に用いられるドローンの多くは折りたたんで収納ができるほか、重量は1,000g未満〜3,000gほどと非常に軽く、車の助手席等に置いておける重さなので、持ち運びの手間がかかりません。

また、折りたたみ状態から組み立て完了までは慣れれば3分ほどで完了します。ハシゴと違って設置場所を問わないため、現場に到着したらすぐにでも点検を開始できます。

2.点検中

従来の屋根点検業務とドローンでの屋根点検の間で大きな違いが出るのは、点検中の業務です。ドローン屋根点検のメリットを活かして、より安全に説得力の高い点検写真を撮影できます。

従来の屋根点検業務では、屋根の上を歩きながらスマートフォンやデジタルカメラ等を使って問題のありそうな箇所を撮影します。この際、前述した通りハーネス等の命綱をつけていない状態なので、危険が伴います。ケラバや軒先の雨樋、破風板等の屋根際を撮影する際には特に危険が大きくなるため、不安定な位置からの撮影を強いられる、充分な接写ができない等の課題が生じがちです。また、修繕が必要な屋根は脆くなっていることも多く、屋根上を歩いているうちに屋根材が滑ったり、誤って踏み抜いたりしてしまうリスクもあります。

ドローンを活用することで、従来の屋根点検の手法では不可能な位置・アングルからの安全な写真撮影が可能になるため、修繕が発生しやすい屋根際を、落ち着いてじっくりと撮影できます。
また、ドローン点検は人が屋根面に接触する必要がありません。老朽化した屋根の状態を正確に点検できるだけでなく、点検中の屋根材破損や事故等を防ぎながら、物件に対し客観的な評価を行えます。

3.お施主様への報告

お施主様への説明や報告は、修繕等の受注を獲得できるかどうかの分かれ目となる重要な業務です。より確実な工事受注を目指すためには、撮影した画像のわかりやすさはもちろん、お施主様が説明にどれだけ納得してくれるかが重要です。

従来の屋根点検業務では、デジタルカメラで撮影した写真を説明に使うことが一般的でしたが、デジタルカメラのディスプレイは画面が小さいため修繕箇所がわかりにくく、お施主様からも見づらい、という課題があります。

そのため、撮影画像を一度会社に持ち帰り、パソコンに取り込んでからExcel等で編集し、お施主様にデータを送付するか、説明のために再訪問する、等の業務が発生していました。点検から報告までに時間がかかり、お施主様の気持ちが冷めてしまうため、受注しづらくなる等、改善すべき点が多くありました。

ドローンを用いた屋根点検は、撮影中からお施主様と一緒に屋根の状態をリアルタイムで確認できるため、ひとつひとつの修繕箇所に対して説明を行い、納得いただきながら点検を進められます。また、多くのドローンはスマートフォンやタブレット等の携帯デバイスで撮影画像を保存できる機能が搭載されています。携帯デバイスを用いた撮影で工数を減らしつつ、お施主様へよりスピーディーで詳しい説明が可能です。

ドローン屋根点検の導入は、報告にかかる工数の大幅な削減が実現し、お施主様を待たせる必要もなくなるため、受注率の向上が期待できます。

屋根点検におすすめなのはどんなドローン? 必要な要件とは

これまで、ドローン屋根点検のメリットと、ドローンによって変化する業務について説明しました。

このような業務の変化は、ドローンの機体を買ってくるだけでは実現しません。ドローンのメリットを最大限に享受し、活用するためには、いくつかの要件を満たす、屋根点検に適したドローンが必要です。本章では、求められる要件を具体的に解説します。

知識や技術の習得が簡単であること

ドローン点検をはじめる場合には、機体や操縦について運用の前提となる知識や技術の習得が必要です。こういった知識や技術を習得するためには、一般的にはドローンスクールや講習等に通うという方法がありますが、受講料や通う時間など、多大な工数が求められます。「効率化したい」というメリットを享受するはずが、却って時間がかかってしまう状況です。

したがって、ドローン屋根点検のメリットを充分に引き出すためには、必要な知識や技術をなるべく効率的に習得できることが要件のひとつになります。

操縦方法が安全であること

ドローンを活用することで、屋根からの墜落や滑落等の事故を防止できます。しかし、ただドローンの機体を購入して飛行させるだけでは、「ドローンの墜落や接触」といった新たなリスクを生みかねません。ドローンには衝突防止用に各種のセンサーが組み込まれていますが、ドローンの手動操縦は難しく、小さな手元の狂いが元になり、事故を発生させてしまうリスクがあります。

開けた場所でただ飛ばすだけなら危険性は低くなりますが、狭い住宅街で、点検業務を行いながらのドローン操縦は難しいため、安全な操縦方法の確保が必要です。

画像への書き込みなど補助機能があること

簡単かつ安全にドローンを飛ばせるだけでは、ドローン屋根点検のメリットを充分に引き出せているとは言えません。お施主様への報告がしやすく、修繕の受注につなげられる状態になって、はじめてドローン屋根点検のメリットが最大化できます。

報告を補助する機能を活用した画像への書き込みや修繕箇所の明示等で、点検報告の説得力をより強めれば、お施主様が納得され、受注率を高められるようになります。

ドローンの選び方については以下の記事で詳しく解説しています。併せて参考になさってください。

【関連記事】:建設業でおすすめのドローンメーカーは? 選ぶときのポイントを紹介

ドローンによる屋根点検の料金相場は?

これまで、ドローンを使用した屋根点検の効率性や簡便性、メリットを紹介してきました。

特別な資格も必要ないことから、ドローンを使えば自身でも安全かつ簡単に屋根の点検作業を行える、と思われるかもしれませんが、作業にあたっては専門の業者に外注するのがおすすめです。外注した場合、専門的な知識と経験を持つプロフェッショナルが作業するため、前述した墜落・接触といったドローン特有の事故のリスク軽減や、正確な点検結果の提供が期待できます。安全と正確性を重視するならば、専門業者へ外注しましょう。

外注の料金相場としては、5000円~数万円が一般的ですが、具体的なケースによって異なるため、事前に複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。点検内容や付帯サービス、地域などを考慮した費用の詳細を比較し、外注先を決定してください。

ドローン屋根点検に必要な準備

これまで、ドローン屋根点検のメリットを最大化するために必要な要件や機能について説明しました。本章ではここまでお伝えしてきたことのまとめとして、ドローン屋根点検に必要な要件を満たすために、どのような機体やアプリが適しているのか等、ドローン屋点検に必要な準備について実例を交えて解説します。

1.飛行アプリの活用で効率的に技術習得を図る

前述の通り、手動でのドローン操縦は難易度が高く、習得に多くの時間を要します。より効率的に知識や技術を習得し、簡単にドローン屋根点検を実現するには、手動の操縦ではない技術の活用が役立ちます。

例えば、ドローンメーカー大手であるdji社がリリースしている飛行アプリ「DJI GS Pro」には自動飛行ルートの設定機能が実装されています。これにより、森林や大規模工場等の広い範囲に対しGPSと地図情報を活用してドローンの飛行を自動化することが可能です。ただし、戸建て物件や狭小地等、繊細な移動や細かい箇所の撮影を行う際にはコントロールが難しい、といった課題もあります。

当社のドローンアプリ「DroneRoofer」では、飛行中にタブレットの画面をタップすることにより任意の位置や高度にドローンを移動させられる「タップ操縦」の技術を活用しており、手動の操縦を用いずとも、狭小地や住宅等の小さい面積を飛行させる際、柔軟な飛行を支援することが可能です。

2.センサーや検知システムを備えた機体を選ぶ

ドローン屋根点検の安全性を確保するためには、ドローンに搭載されている衝突防止用のセンサーをフル活用し、操縦者が常にドローンの状態を把握できる状態にある必要があります。各種のセンサーが搭載されているドローンを選び、操縦アプリでは常にセンサーの状態を確認できるものを選ぶべきです。

dji社の空撮用ドローン「Mavic 2」シリーズには、障害物までの距離を測るためのビジョンセンサーをはじめ、多くのセンサーが搭載されています。安全にドローンを活用するために、まずはこういったドローンを選びましょう。

出典:DJI JAPAN 株式会社

 

DJI社「Mavic 2 zoom」に搭載されている各種センサー

飛行アプリでも、DJI社の「DJI Go4」では飛行中に強い風を受けた際に警告が表示されたり、各種のセンサー情報を手元のタブレットで確認したりできるようになっています。

DroneRoofer」は、各種のセンサーが搭載された「Mavic2」シリーズの機体と、風や電波の状況、障害物との距離等をセンサーから操縦機に送信する機能が搭載されたアプリをセットで販売しているため、ハードウェアとソフトウェアの両面から、飛行中の安全を確保することが可能です。

ドローン撮影写真

3.飛行中の説明など柔軟な対応ができるシステムを活用する

お施主様と一緒に画面を見ながらドローンを飛行させていると、屋根を一望している際に、お施主様から「この部分をもう少し詳しく見てみたい」といった要望を受けるなど、柔軟な対応が求められます。また、点検後の説明により説得力を持たせるためにも、画像を使った説明が簡単であると効果的です。

dji社の飛行アプリ「DJI GS Pro」では事前に設定したルートで自動飛行してしまうので、任意の箇所での停止や、随時の飛行経路変更が難しく、柔軟な飛行のためには「DJI Go4」等の別アプリで手動操縦を行うしかありません。また、写真はタブレットの画像フォルダに保存されるため、画像を使った説明をお施主様に行う際には複数のアプリを行き来する必要があります。

DroneRoofer」では、タブレットの画面をタップしない限りその場で空中停止し、移動の最中でも任意の停止、他の部分への飛行経路変更が簡単なため、お施主様の納得感を高められます。また、「DroneRoofer」には撮影した写真への書き込み機能や、写真を使った報告書を作成する機能もアプリ内に搭載されているため、点検後の説明をより効果的に行うことも可能です。

ドローンを使った屋根点検で最大限にメリットを享受するためには、飛行や説明にかかる工数を削減し、安全かつ簡単に操縦・点検できる機体やアプリケーションの選択が重要です。

4.飛行条件に応じて必要な許可申請をする

ドローンを利用する場合、飛行条件に応じて許可を申請しなくてはならないケースがあります。特に、前述したような「特定飛行」については十分に考慮しなくてはいけません。ドローンによる屋根点検そのものは特定飛行にあたりませんが、ドローンを飛行させる地区、飛行方法等の飛行条件によっては特定飛行に該当する可能性もあり、申請が必要になる場合があります。ドローン屋根点検を検討している場合は注意してください。

飛行条件に応じた許可申請に関しては以下の記事で詳しく解説しています。併せて参考になさってください。

【関連記事】:ドローンの飛行に申請は必要? 許可申請の方法と代行サービス

まとめ

ドローンを使用した屋根点検は、安全性を確保しながら従来よりも効率良く作業できる方法です。高所作業での事故や怪我のリスクを軽減します。

リアルタイムでお施主と状況を共有できることや、画像編集のタイムロスを削減できることなどもメリットです。説得力のあるデータをスピーディーにお施主様へ報告できる強みは契約率の向上に貢献します。

専門の資格がなくても操縦できる点も見逃せません。多くの従業員が屋根点検の業務を担当できるようになり、より効率的に点検を行えます。

当社の「DroneRoofer」は、ドローン屋根点検を行うための機体や機能をすべてパッケージングした、オールインワンのドローンサービスです。

また、屋根点検の該当地区や飛行方法が特定飛行に該当する場合、申請許可が必要ですが、「DroneRoofer」が申請手続きを代行することも可能です。

下記から資料をダウンロードできますので、是非ご覧ください。

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