CASE STUDY

クラウドとドローンで描く建設業界の未来 案件の「見える化」がもたらすデジタル変革

神松建設株式会社
代表 神谷康之様 取締役 松尾幸太様 営業担当 島原敏好様 関谷達弥様

人材不足が恒常化している建設業界。さらに2024年には、建設業における時間外労働の上限規制が適用されるため、限られた時間で高いパフォーマンスを出すために、業務効率化や営業体制の強化が重要な経営課題となっています。このため、建設業における業務のDX化が急務となっています。大阪府東大阪市の神松建設株式会社では、ドローンによる点検に必要なサポートを全て揃えたサービス『DroneRoofer』を活用し、これと連携した案件管理ツール『RooferCloud(ルーファークラウド)』を導入しています。現場とオフィス間でデータを共有し、点検から工事の受注状況を徹底的に「見える化」することで得られた効果について、代表の神谷康之氏をはじめ、営業を担当する4名にお話を伺いました。

DroneRooferの資料

貴社の状況に合う適切な、
DroneRooferの活用方法がわかります。

  • ・外装点検を誰でも、安全に実施したい
  • ・積算や見積など提案準備を効率化したい
  • ・リフォーム提案で他社と差別化したい

紙のメモと口頭の案件報告から『RooferCloud』に

―――神松建設様の主な業務を教えてください。

神谷様 建物の屋根、外壁、雨どいなどの外装工事をメインに、外構工事、内装工事、電気工事も行っています。一般住宅の他にも倉庫、グループホーム、幼稚園など、様々な施設の工事を幅広く請け負っています。

―――屋根外壁の点検・リフォームなど建設業界に特化した案件管理ツール『RooferCloud』を導入した経緯をお聞かせください。

神谷様 弊社は2020年より『DroneRoofer』を導入し、屋根や外壁の点検にドローンを活用しています。CLUEの担当者と『DroneRoofer』の定着・活用から営業活動全般における打ち合わせを繰り返すなかで、きちんとした案件管理の仕組みができていないことに課題があるのではと考えるようになりました。当時は、社長の僕が「あの案件はいま、どんな状況か」と口頭で尋ねるくらいで、案件の進捗は各担当者がそれぞれ管理していました。そのため、元請からの依頼状況や現場調査の実施、見積もり提出、案件の受注や失注などの結果を正確に把握できていなかったんです。

松尾様 月末になって売上を見ないと、どの元請会社から工事の受注があったかがわからない状況だったわけです。そのような状況を気にかけたCLUEの担当者から助言があり、Excelで案件管理をしていく仕組みを一緒に作りました。これにより案件の進捗状況が共有され、管理が行いやすくなりました。いま思えば『RooferCloud』の前身のようなものですね。

―――そのExcelの案件管理の仕組みから『RooferCloud』に移行されたのはなぜでしょうか。

神谷様 CLUEの担当から「こんなツールを開発しました」と紹介されたのですが、データをクラウドで管理できるので、同じタイミングでの編集や案件の検索が可能なうえ、データの消失の心配もなく安心して管理できると思いました。また、操作も簡単にできそうで、CLUEの担当者からのサポートもあったので、これなら皆も扱えそうだと思い、導入を決めました。

―――実際にツールを使ってみて、どのように感じましたか。

関谷様 非常に簡単でしたね。触っていれば誰でも使いこなせるようになると思います。
島原様 私は4人のなかで一番パソコンが苦手ですが、問題ないですね。
松尾様 今では島原が一番使いこなしていますよ。

『RooferCloud』はExcelの案件管理に比べ、DroneRooferで撮影した写真をそのまま取り込める機能があり、またパソコンでの屋根積算や報告書作成までできるなど、建設業界に特化して開発されているところも魅力的でした。

案件管理の「見える化」がもたらした適時・活発な営業活動

―――『RooferCloud』の導入により、どのようなメリットを感じていらっしゃいますか。

神松様 一番のメリットは、業務の進捗や受注の状況を可視化できたことです。例えば、現場調査を行った会社に関して「調査を何件実施し、そのうち何件受注したか」が一目で分かります。このデータをもとに、より受注の可能性の高い会社に絞り込んで営業活動を展開することができます。
また、調査後に見積もりを出してからどのくらいの期間が経過しているかもデータで把握できるので、アフターフォローもしやすいですね。点検を行った日付と詳細な住所まで画面で確認できるため、元請け会社に説明がしやすくて助かっています。

松尾様 その他のメリットとして、業務の属人化が解消したことも挙げられます。従業員の1人が入院して休んだことがあったのですが、彼が残した案件の進捗データをもとに他の担当者が業務を引き継ぎ、無事に対処できました。

―――現場調査後にフォローを入れることで、お客様とコンタクトする機会も増えたのですね。

神谷様 当社のような小さな会社にとって、その存在を元請会社に意識し続けてもらうことはとても大切です。アフターフォローを行うことは、その意識づけにもなっていると思います。
島原様 アフターフォローは大切ですね。アフターフォローの連絡を入れたことがきっかけとなり、案件の依頼につながったこともありますから。

大口顧客からの依頼「ゼロ」に、素早く対処できた理由

―――その他、『RooferCloud』を導入して良かったと感じた出来事はありますか。

神谷様 営業会議の中で、大口顧客からの現場調査の依頼が全くない月があることが発覚したのですが、『RooferCloud』で状況を確認できたため、担当営業と僕がすぐに連絡を入れ、状況を改善することができました。

―――『RooferCloud』がなければ気づかなかったケースでしょうか。

神谷様 はい。『RooferCloud』の導入前は、案件の進捗が可視化できていなかったので、依頼がないことに気づくのが遅れ、大きな痛手になっていたと思います。
感覚的な案件管理では、問題が取り返しもつかないくらい大きくなってから発覚することがあると思います。それを未然に食い止められたこの出来事は『RooferCloud』による案件管理の効果を実感した大きな経験でした。

操作は簡単で抵抗感なし。導入で気づかされたDX化の重要性

―――建設業界では、業務管理ツールの使用はまだ一般的ではないと思います。導入に当たって不安はありませんでしたか。

神谷様 建設専門の見積もりソフトや積算ソフトには馴染みがありましたが、案件管理ツールや営業フォローのツールの必要性については当初あまりピンときていませんでした。しかし実際に使用してみると、会社全体の案件状況がデータ化したことで元請会社の担当者ごとに案件の傾向も把握できるので、営業方針を考える上でもすごく便利ですね。『RooferCloud』を使い始めてから、DXの大切さに気づきました。

CLUEは貴重なアドバイザー、そして共に歩むパートナー

―――今後の『RooferCloud』活用の展望についてお聞かせください。

神谷様 現在、『RooferCloud』の報告書テンプレート機能を使い、当社独自の点検報告書のテンプレートを作っているところです。ドローンが撮影した画像とオリジナルの文言を記載した報告書を、簡単に作成できるようにしたいです。
関谷様 今後、案件データの活用もしていきたいですね。紙の資料だと見返すのが大変ですが、デジタル化されていると過去データを手早く引き出せます。5年、10年と蓄積したデータから売上につなげる方法を模索していきたいです。

―――CLUEのサポートに関しては、今後どのような期待を持っていますか。

神谷様 『RooferCloud』はいまや重要な案件管理ツールであり、営業支援ツールとしても欠かせません。また、CLUEの担当者には営業会議にも出席してもらっていますが、我々にはない発想でのアドバイスや、他社の事例の紹介などもしてくれますのでとても助かっています。
これからも私たちの要望を聞き届けながら『RooferCloud』が進化していくことを期待しますし、CLUEを大切なパートナーとして今後も一緒にやっていきたいと思います。

まとめ

神松建設株式会社様は『DroneRoofer』と『RooferCloud』の導入により、案件の「見える化」を成功させ、正確な案件状況の把握とデータに基づく営業体制を実現されました。営業活動や顧客フォローが強化され、建設業界のDXの重要性を実感されたとのことです。弊社は今後も『RooferCloud』を活用した案件・営業支援の他、建設業界特有の課題に対するソリューション提供やサポートを通じて、神松建設株式会社様の発展に貢献していきます。

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