屋根に登らず、簡単かつ安全に現地調査を済ませられる方法として、株式会社CLUEが開発したのが「ドローンを自動操縦して屋根の写真を撮るアプリ」である『DroneRoofer(ドローンルーファー)』です。
iPadをタップするだけで自動飛行、位置調整、撮影を完了できるため、操縦訓練は必要ありません。ドローン一式とiPadはもちろん、飛行に必要な許可申請、使用中のドローン保険、導入とアフターサポートまでワンパッケージでご提供しています。
今回は、『DroneRoofer』導入直後、数千万円規模の大型案件を受注された、株式会社Minaos(旧:松田ホームサービス)の代表取締役の松田和義 様と、まだまだ数少ない女性のドローンオペレーターである松田直美 様にお話を伺いました。
貴社の状況に合う適切な、 DroneRooferの活用方法がわかります。
- ・外装点検を誰でも、安全に実施したい
- ・積算や見積など提案準備を効率化したい
- ・リフォーム提案で他社と差別化したい
目次
ドローン点検で他社と差別化し、大型案件受注!
ーー『DroneRoofer』を導入直後、大きな案件を受注されたと伺いました!
和義 様:導入後の現調1件目から、名古屋の何万平米もある大きな倉庫の点検を行いました。数百枚の写真を撮影する必要があり、かなり大変でしたけど、無事点検を完了することができました。操縦が簡単な『DroneRoofer』のおかげです。
もとからこの案件の話はありましたが、ちょうど導入の時期と点検が重なったのはラッキーでした。ドローン点検のスピード感、撮影した画像、そしてドローンを飛ばすというパフォーマンスが受注につながったのかもしれません。数千万円規模の案件なので、これだけで導入コストのもとがとれました。
ーー導入のきっかけを教えてください。
以前は梯子をかけて屋根に登って点検をしていましたが、知り合いで屋根から滑って落ちる職人もいたし、常に危険と隣り合わせの作業でした。スレート屋根なんかは40~60cm間隔にある釘のところしか歩けないから、踏み外すと屋根が抜けるし、割れるとクレームにもなります。また、お客様から悪徳業者のように疑われる同業者の話も聞きました。なので、できれば屋根に登りたくはなかったですね。
ドローンについては知っていたのでYoutubeなどで勉強していましたが、法律や操縦を覚えるのが面倒でした。そんな中、法律や操縦のレクチャーなどもパッケージになっている『DroneRoofer』のことを知り資料請求し、最終的には千葉の現場に同行、ドローン点検をしていただき、導入を決めました。
ーー導入によってどのように業務が変化しましたか。
直美 様:私の業務はかなり変わりました。今までは現場に出たいという気持ちはありましたけど、屋根に登れないので事務作業のみで外に出ることができませんでした。『DroneRoofer』があったからこそ、今回のように現場に出て現調をすることができるようになりました。女性など現場に出れない人が点検できるようになるから、『DroneRoofer』にはものすごい価値があると思います。
屋根に登れなかったり知識がない人がドローン点検を行い、高齢で現場に出れないけど長年の知識がある職人が写真をみて屋根の状況を診断するというような役割分担もできますしね。私自身もドローンを飛ばすようになり、職人さんと一緒に画像を見ながらわからない点を教えてもらうことができるので、屋根に関する知識がとても増えました。
和義 様:以前のように危険を感じていた業務が安全に行えるようになりました。また、今回受注した案件のように大きな現場は登れないことがありましたが、ドローンで点検できるようになりました。
導入以前は少ない人数で高収益が課題でしたし、現調以外の業務も外注していることが多かったので、実はドローン現調も外注したかったんです。でも、いまは自分たちで導入してよかったと感じています。というのも、現調を外注するのではなく自分たちで行うことで、そこにやりがいやストーリー性もでてくるからです。お客様にとっても、業者がころころ変わるよりは1つの業者が一貫していたほうがいいですよね。
あとは、営業にかかる時間が長くなりました(笑)。
ーー営業にかかる時間が長くなってしまったんですか!?
いい意味で、ですよ(笑)。ドローンを使った現調をすると、お客様の食いつきが違うんですよ。興味津々で現調の様子をとてもよく見られるようになりました。営業に大事なのはコミュニケーションですが、ドローン現調がめずらしいので会話が引き出されるんですよね。その結果、お客様の満足度も向上してると思います。
下職さんとのコミュニケーションも楽になりました。ドローンで撮影した画像をもとに「ここを直して」と説明できるので。LINEで画像を送って説明することもできちゃいます。
ーードローンを飛ばされる際に工夫されていることはありますか。
直美 様:ビブスを着たり、立て看板を置いて、怪しい者ではないことをアピールしています。また、現場近くの警察署に飛ばすことや飛行許可を保持していることを伝えています。そうすることで周辺の方から苦情が入ることはないですし、むしろ好印象を持たれますね。先日は人通りの多いところで飛ばしましたが、周りの方が興味をもって集まってきましたよ。飛ばすことが集客にもつながるということを実感しました。
ーーDroneRoooferで気に入っている点がありましたらおしえてください。
和義 様:ドローンの法規制は頻繁に変更されるので、自分たちの業務をやりながら最新の情報に追いつくのは大変ですし、そこに時間を使いたくありません。しかし、そこはDroneRoofer運営事務局の方から法律が変わる度に連絡があるので、とても助かっています。
直美 様:アプリでの操作が簡単なのはもちろんですが、それ以外のサポートが充実しているのがとても良いと思います。先日の「DroneRooferクリスマス女子会」も大変よかったです!他社さんとの交流もあったので情報交換ができました。また、DroneRooferのエンジニアの方も出席されていて、ユーザーの声を聞いてアプリを一緒に改善していこうという気持ちが伝わりました。
体力や力のある男性がまだまだ多い業界の中で、ドローンを使えばわたしたち女性でも現場でできる仕事が増えていく。そこにすごく可能性や未来を感じています。
ーー最後に一言お願いします!
和義 様:ドローンを飛ばすこと自体がパフォーマンスになり、それがきっかけとなってつながりができます。その上で屋根に登ってあげると安心感につながり、それが信用となり、仕事につながる。ドローンには感謝しています。
今後の発展が楽しみです!今はやっていないですが、今後ドローン点検をホームページで宣伝したら問い合わせがすごいだろうなあ。いまでさえ1日3件も問い合わせが来るようになったんですから。DroneRooferクリスマス女子会があったなら、車好きを集めたユーザー会もやってほしいですね(笑)