CASE STUDY

操縦経験ゼロでも簡単に導入!マンション大規模修繕の差別化につながるドローンの活用方法とは

株式会社カシワバラ・コーポレーション
神戸営業所 所長 一戸 政巳 様

『DroneRoofer(ドローンルーファー)』は、ドローンによる屋根外装点検に必要なドローン本体や操作用iPadのほか、飛行許可申請や専門スタッフによるサポート、ドローン保険までが揃ったパッケージサービスです。

今回お訪ねした株式会社カシワバラ・コーポレーション様は、全ての営業所に対して17台の『DroneRoofer』を導入し、合計80名の操縦者を配置して運用を開始しています。
『DroneRoofer』を使用した感想や今後の活用法について、神戸営業所の一戸政巳所長にお伺いしました。

DroneRooferの資料

貴社の状況に合う適切な、
DroneRooferの活用方法がわかります。

  • ・外装点検を誰でも、安全に実施したい
  • ・積算や見積など提案準備を効率化したい
  • ・リフォーム提案で他社と差別化したい

デモンストレーション飛行で「これは使える!」と実感

――― 御社が『DroneRoofer』の導入に至った背景をお聞かせください。

現在、あらゆる業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進められていますが、弊社でも現場管理や下地補修などの業務にアプリを積極的に活用し、DX化に取り組んでいます。それらの取り組みの成果は着実に現れており、働き方改革にもつながっています。
そのDX化の取り組みの一環として、ドローンの導入が工数削減、業務効率化、そして安全性向上につながることを期待し、『DroneRoofer』の導入を決定しました。

――― 神戸営業所の主な業務は何ですか。また、どのような場面で『DroneRoofer』を活用する予定ですか。

神戸営業所の主要な業務は、マンションの大規模修繕です。年間に約20件の修繕プロジェクトを受注し、年間売上高は20億円を超えています。
そのため、特に大規模修繕の前後に行う点検・調査にドローンを活用することを検討しています。

――― 一戸所長は、ドローンを操縦した経験はありましたか?

全くありませんでした。建築業界でドローンを活用する漠然としたイメージは持っていたのですが、そう簡単に操作できるものなのか、という不安もありました。
導入前にCLUE社のスタッフが当営業所の前で実際にドローンを飛ばすデモンストレーションを行ってくれたのですが、その際「ドローンはこんなに簡単に操作できるのか」と非常に驚き、私のほかに操縦者として登録している2名の社員も、その簡便さに感銘を受けていましたね。

差別化につながるアフターメンテナンスでのドローン活用

――― マンションの大規模修繕において、ドローンを活用する最も大きな利点は何でしょうか。

試験段階ではありますが、最大の利点は、着工前のバルコニー内の状況調査や、屋上などの面積確認に活用できると考えております。また、当然ながら、大規模修繕工事が完了すると、足場が撤去されるため、アフターメンテナンス期間における定期点検を充実させられることも大きな利点ですね。従来は点検が難しかった箇所まで確認できるため、他社との差別化にも有効と考えております。

――― コスト面での利点はいかがですか。

マンションの規模にもよりますが、非常に大きなコストメリットがあると思います。
他営業所での事例ですが、7階建てのマンションの壁面に塗膜の膨らみが見られ、ドローンを使った調査を依頼されたケースがあります。通常、このような場合はゴンドラを使用して点検しますが、費用として10万円から20万円ほどかかります。ドローンを使用すればこの費用がかからず、さらに転落事故などのリスクも軽減されるため、コストと安全性の両面で大きな効果が見込めます。

―――ドローンの活用方法として、他にどのような可能性が考えられますか。

ドローンは有事の際にも活躍できると思います。神戸は過去に大規模な地震に見舞われた経験があります。災害発生の際、人が入って行けない状況でも、建物の状態を確認したいという需要が発生するでしょう。
また、外壁の外装仕上げ材の定期調査にもドローンは役立つと考えられます。道路に面したタイル張りの外壁を持つマンションなどでは、定期的な点検が法的に義務づけられています。当社の他営業所では、既にそのような依頼を多く受けております。

マンション住人の理解をどう促すかが、ドローン点検の課題

――― ドローンの本格的な運用に向けて、神戸営業所ではどのような準備を進めていますか。

これまでに2度、マンションでのテスト飛行を実施しています。
1度目は屋上からドローンを飛ばして、屋上の実測面積と、『DroneRoofer』で取得した画像から積算した面積を比較し、精度に問題がないことを確認しました。
2度目のテストは、空港近くのマンションでの飛行でした。空港周辺ではドローンの飛行制限があるため、CLUE社の担当者からその制約と制限解除の手続きについての丁寧な説明を受け、スムーズに理解できました。
ただ、マンションの外装点検にドローンを使う場合、課題も残されています。

――― どのような課題ですか。

マンションの場合、住人が居住している状態で点検調査が行われます。そのため、ドローンによる調査への理解を住人にどう促すかが重要な課題です。
マンションの屋上へは通常、エレベーターで上がることができるため、人の目でも点検できます。しかし、私たちが特にドローンで見たい部分は、壁面やバルコニー周りです。『DroneRoofer』のカメラは非常に高解像度で、ひびが入っている箇所や劣化が激しい部分を画像ではっきり確認できます。解像度が高いぶん、バルコニー周りの撮影では住戸内の様子まで写り込んでしまう可能性があります。そのため、住人がプライバシーを懸念することも考えられます。この点をどうクリアするかが課題ですね。
例えば、1戸1戸から許可を得るのか、または「ドローン点検中はカーテンを閉めていただくようお願いします」といった通知で対応できるのか、あるいは「撮影範囲はこの程度です」と、実際の画像を見せて安心してもらうようにするのか、現在、これらの検討と手順の策定を進めているところです。

管理会社の「さすがカシワバラさん」の声に感じた手ごたえ

――― 業務にドローンを活用することについて、周囲からどのような反応がありましたか。

良い感触を得られています。テスト飛行の際に立ち会ってくださった管理会社の担当者からは「さすがカシワバラさん。もうドローンで点検調査を行う段階にまで来ているんですね」とお褒めの言葉をいただいたんです。ドローンによる点検は好意的に受け入れられ、多くの関心を引いているようです。

――― ドローン活用の幅を広げていくために取り組んでいることがあれば教えてください。

毎月、全国のドローンリーダーを集めて報告会を開いています。この報告会は、各営業所がドローンの活用事例を共有する場となっています。
弊社にはマンションだけでなく工場のメンテナンスを行う営業所が多くあり、すでにドローンを活用した点検調査の営業を開始しています。
それらの成功事例を参考にして、当営業所でも工場や倉庫などへアプローチしていく予定です。

―――店舗や商業施設、オフィスビルの改修といった事業も計画されていますか。

それも視野に入れています。ドローンの活用領域は、今後ますます広がるでしょうし、それにともなって新たなニーズも生まれていくでしょう。
重要なのは、どれだけ人手をかけずに、従来と同等、またはそれ以上の仕事を実現できるかという点です。これが今後の競争の鍵です。
また、他社との差別化も重要です。特にマンションの大規模修繕後のアフターメンテナンス分野においては、ドローンの活用が他社にはない強みになると、大いに期待しているところです。

まとめ

株式会社カシワバラ・コーポレーション神戸営業所の一戸所長は、着任後すぐから多角的な視点を持ってドローン導入に取り組んでいらっしゃいます。マンション点検の他にも、工場、倉庫、商業施設、オフィスビルの改修などへの業務拡張を検討しています。
『DroneRoofer』は今後も、専門のコンサルタントによるアドバイスを定期的に提供し、カシワバラ・コーポレーション様の営業戦略を共に考えていきます。

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