地域密着型の外壁塗装会社の集客手法として、チラシの配布は有効です。ただ、たくさんある他のチラシに紛れないように、インパクトのあるデザインや内容を吟味しなくてはなりません。本記事では、集客を成功させるための反響率の高いチラシ作成方法や、ポスティングの重要ポイントなどについて解説します。
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目次
チラシによる集客の有用性
集客の手法には、テレビやラジオのCMをはじめ、雑誌広告や看板、Web広告、ホームページ、SNSなどたくさんの種類があります。その中でもチラシは、古くから行われてきた集客手法のひとつであり、現在でも多くの企業で採用されています。
チラシ外壁塗装会社の集客にチラシが有用といわれる理由は、エリアを絞った限定的な宣伝が可能だからです。また、自社ならではの強みを、効果的にアピールできるのも特徴でしょう。以下、チラシ集客の有用性を詳しく解説します。
(1)エリアを絞った限定的な宣伝が可能
新聞折込やポスティング、街頭での手渡しなど、チラシを用いた集客の方法はいくつか考えられます。いずれの手法にもいえることですが、チラシはエリアを絞って配布できるので、限定的な宣伝に適した媒体です。そのため、ターゲット層が多く暮らしているエリアに、ピンポイントで訴求できるので、無駄打ちを減らすことができます。
外壁塗装の場合、基本的に工事を依頼してくるのは近隣の方がほとんどです。わざわざ、遠方の塗装会社に依頼をするケースはあまり考えられません。商圏が限られているため、塗装会社の集客手法にチラシは適しているのです。
特に、地域密着型の企業なら、そのエリアならではの情報を内容に盛り込み、親しみを感じてもらいやすいチラシに仕上げられます。チラシだけで一定の信頼関係を築き、集客につなげることは十分可能でしょう。
エリアを絞って配布できるため、コストを抑えられるのもメリットです。しかも、地域ごとにターゲット層に合わせた内容のチラシを配布するといったこともできます。
(2)総合力を持つ大手企業に対して特化した「コンセプト」を紹介できる
外壁塗装をはじめとした、リフォームやリノベーション工事を事業として営む企業は数多く存在します。中には、全国に支社を展開する大手企業もありますが、このような大手企業に総合力で対抗するのは困難でしょう。
大手と呼ばれるリフォーム会社や工務店などは、あらゆる工事に対応しています。トイレやバス、エクステリア、インテリア、電気設備、塗装など、あらゆる工事を総合的に提供しているところが多くを占めています。
このような大手企業が多く存在する中で、地域密着型の中小企業が同じく総合力を売りに営業しようとしても、少し難しいでしょう。お客様の立場で考えると、同じ工事なら大手企業に依頼したほうが安心、と思う方も多いからです。
そこで、チラシの出番です。チラシに、自社ならではの強みや特化している工事を、全面的に打ち出すことで、大手企業との差別化が実現します。外壁塗装が得意なら、工事前後の写真を載せ、実績もアピールすることで、目にした人の関心を引けるでしょう。
もちろん、大手企業の中にもチラシを活用し、自社の強みを積極的にアピールしているところがあります。大手企業と肩を並べるためには、掲載する写真の選定や、キャッチコピー、チラシ全体のデザインなどに気を配らなくてはなりません。
反響率を上げる!チラシ作成のポイント
チラシ作成でもっとも大切なのは、成果に結びつく内容に仕上げることです。どれほど見栄えのよいチラシを作成しても、問い合わせや見積もり、工事の依頼に結びつかなければ意味がありません。
なお、反響率とは、配布したチラシの枚数に対する、お客様からの反応の割合です。たとえば、10枚のチラシを配布し、5人から問い合わせがあれば、反響率は50%です。チラシ集客においては、反響率をもっとも意識しなくてはなりません。ここでは、その反響率を上げる方法を紹介します。
チラシ作成ポイント(1):重要なのはインパクトと分かりやすさ
「チラシを読んでもらえば、きっと自社のよさがわかってもらえる!」と考える経営者や担当者の方は少なくありません。たしかに、ぎっしりと興味深い内容を詰め込んだチラシに仕上げたのであれば、読んでくれた方が問い合わせをしてくる可能性はあります。
しかし、それは「読んでくれたら」の話です。すべての方がチラシを手に取り、目を通してくれるとは限りません。ほとんどの方は、一瞬チラシを見ただけで、目を通すか捨てるか判断します。その時間はわずか1秒〜2秒です。その間に目を引けなければ、瞬時にゴミ箱へ捨てられてしまうでしょう。
チラシにインパクトが重要といわれるのは、このような理由があるからです。消費者のもとには、日々たくさんのチラシが舞い込んでいます。その中から、忙しい生活を送る人たちに、「気になる」と思ってもらうためには、インパクトを与えられるデザインやキャッチコピーが必要です。
まずは、何をやっている会社なのか、得意なことは何か、1番伝えたいことを一目でわかるように強いインパクトで目を引き、手に取ってもらわなくてはなりません。
このように、インパクトを大切にする場合は最初にたくさんの内容を羅列する必要はありません。しかし、インパクトがあるだけで内容が伴っていなければ反応をいただくことも難しいため、注意が必要でしょう。
1番伝えたいことの後に続く部分は、内容のわかりやすさにも配慮しましょう。何ができるのか、価格はいくらか、他社との違いは何なのかなど、消費者が気になる部分をわかりやすく記載します。チラシを読むお客様の多くは、塗装の専門家でないことが多いため、専門用語をできるだけ使用しないのもポイントです。
なお、チラシには盛り込める情報量が限られています。そのため、あれもこれもと盛り込んでしまうと、何を伝えたいのかわからない、読みにくいチラシに仕上がってしまうおそれがあります。盛り込む情報の取捨選択も大切です。
チラシ作成ポイント(2):お店の「強み」がひと目でわかる
大手企業や競合他社との差別化を図るには、自社の強みをアピールするのが一番です。
まずは自社の強みをはっきりと明確にすることからスタートしましょう。例えば、機動力があり、問い合わせから短時間で訪問見積もりにうかがえるのなら、それを強みにできます。
この場合、「最短お見積もり即日!10分以内に訪問!」のようなアピールの仕方が考えられます。これなら、外壁塗装にいくらかかるのか今すぐ知りたい、といったお客様へ訴求できます。また、他社よりも価格面で強みがあるのなら、安さを打ち出すのもよいでしょう。
このように強みや特徴を打ち出すことで、他社との差別化ができるだけでなく、チラシを目にした人に覚えてもらえる効果も期待できます。一度覚えてもらえれば、今すぐ工事は必要なくとも、「いつか問い合わせをしてみようかな」と、お客様にチラシを捨てずに取っておいてもらえるかもしれません。
チラシ作成ポイント(3):問い合わせたくなるような「限定性」がある
基本的に、外壁塗装のような工事の場合、チラシを見てすぐに発注するといった方はあまりいません。高額な価格になることが多く、そもそも相場がわからないといった方も多いため、まずは問い合わせから入る方がほとんどです。
そのため、外壁塗装の集客チラシにおいては、まず問い合わせをしてもらえるような仕掛けや工夫が必要です。では、どのようなチラシにすればよいのかというと、限定性や希少性をもたせることが挙げられます。
たとえば、「塗装料金を割引中」と記載する場合と、「3月限定!塗装料金30%オフ!」といったキャッチコピー、どちらが目を引くでしょうか。おそらく、多くの方は具体性のある後者が気になるはずです。
ほかにも、「先着10名様まで保証期間を3年延長!」や、「5月中に成約した方に商品券を進呈!」などの文句も興味深いでしょう。このように、限定性や希少性をもたせることにより、お客様のアクションを促せます。
チラシ作成ポイント(4):顔写真を載せることでお客様に安心感を!
外壁塗装工事を検討している方の中には、不安を抱いている方もいます。一時期、粗悪な工事で大金を詐取する、悪質な塗装リフォーム業者が問題となりました。あの事件の記憶が残っている方も多く、外壁塗装にネガティブな印象を抱いている方もいます。
また、単純に「どのような工事担当者が来るのかわからず不安」といった方もいるでしょう。特に、女性や高齢者の方なら、こうした不安を抱くのは当然かもしれません。外壁塗装工事には関心があるものの、不安がぬぐえず結局依頼しない、といったケースは少なくありません。
このような方の不安を解消すべく、チラシには代表者や営業担当、職人などの顔写真を掲載するのも一つの手です。顔写真が掲載されていれば、どのような人が自宅にやってくるのか事前にわかり、安心感につながるでしょう。
できるだけ、笑顔で撮影した写真を使うのもポイントです。不安や恐怖感を解消するのが主な目的であるため、撮影時には笑顔を意識しましょう。チラシに十分なスペースがある場合は、実際に作業をしている職人の写真を混ぜるのもリアリティがあり、おすすめです。
ポスティングが反響率を左右する?
チラシの配布方法は、大きくわけて新聞折込とポスティングに分類できます。ポスティングとは、チラシを戸建てやマンションなど、住宅のポストに投函する行為です。チラシの反響率は、ポスティングに左右されることがあるため、詳しく見ていきましょう。
ポスティングのポイント(1):配布エリアをターゲットによって決める
ポスティングのメリットは、配布エリアを細かく決められることです。そのため、ピンポイントで狙ったエリアにチラシを配布でき、反響率を高められます。
大切なのは、配布エリアの見極めです。会社の近くだからと、いい加減に配布エリアを決めてしまうと、失敗してしまうため注意が必要です。会社の近くに配布するのは手軽ですが、ターゲット層が多く暮らしていなければ意味がありません。
たとえば、配布エリアがオフィス街だったとしたら、どうでしょうか。もちろん、商業ビルやオフィスビルから、塗装の問い合わせがくる可能性はあります。ただ、基本的に外壁塗装のメインターゲットは、戸建てに住んでいる人々です。
そのため、戸建て住宅がたくさん集まっているエリアを中心に、チラシを配布しなくてはなりません。また、その地域にどのような層が多いのかも把握しておくと、属性にマッチしたチラシを作成できます。
たとえば、「Aの地域は高齢者が多いから、文字を大きくしてわかりやすいチラシを作ろう」といったことが可能です。このような施策が打てるのも、ポスティングならではのメリットといえるでしょう。
ポスティングのポイント(2):配布のタイミングを決める
チラシを配布するタイミングによって、反響率が変わります。たとえば、月末や金曜日などは、チラシの反響率が高くなるといわれているのです。
金曜日は、翌日が土曜日なので休みの方が多く、チラシにゆっくり目を通そうと考える方が多いからではないでしょうか。また、曜日以外にも夏や冬のボーナス時期に外壁塗装を考える方が増えることによって、チラシを見る方も増えることが考えられます。
このように、配布するタイミング次第で、チラシを手に取ってもらえるか、捨てられるかが決まります。配布する地域によって、最適なタイミングは異なるので、配布を続けつつデータを取得し、反響率を分析してみましょう。
一度で終わりじゃない。「継続」することでお客様から得る「信頼」
チラシは、一度配布して効果を期待できるようなものではありません。もちろん、一度の配布でも、問い合わせの獲得はできるかもしれませんが、それでは単発の集客が多くなってしまいます。
企業として、安定した利益を得続けるためには、継続によりお客様から信頼を得なくてはなりません。
繰り返しチラシを配布することで、会社の認知度も高まります。外壁塗装の会社であることが浸透し、覚えてもらえる可能性も高まるでしょう。単純接触効果により、「外壁塗装なら〇〇に依頼しよう」と思ってもらえるかもしれません。
一度や二度チラシを配布して終わりではなく、継続することで反響率も少しずつアップします。なかなか成果が得られないからとすぐにやめてしまうのではなく、しばらくは継続してチラシ配布をするのもおすすめです。
ドローンによる実演でチラシの集客をアップ!
ここまで紹介した、チラシ作成のポイントを満たす方法として、ドローン点検を訴求した集客方法が挙げられます。ドローンによる外壁点検とは、従来のように職人が現地調査で足場や屋根にのぼる必要がなく、スムーズに安全に外壁を点検する方法です。
ドローンによる外壁塗装の詳しい方法やメリットなどは以下をご確認ください。
(参考:ドローンによる外壁調査で作業効率化 メリットデメリットや価格を徹底解説)
このような、ドローンによる外壁点検方法はまだまだ普及しておらず、珍しいものかもしれません。しかし、ドローンは最近様々な場面で話題になることも多くあります。そのため、ドローンによる点検を導入し、周辺の家屋にドローンによる点検を全面に打ち出したチラシを配布すれば、興味を持つお客様も多くなるでしょう。特にお子様のいるご家庭では、「ドローンの実演が見てみたい」と話題になるかもしれません。
株式会社CLUEでは、誰でも簡単にドローンを現地調査に導入できるサービス「DroneRoofer」を提供しています。運用サポートもあるため、ドローンについての知識がない塗装会社でも、容易に導入できるでしょう。
実際にドローン点検がチラシでの集客に効果を発揮した事例もあります。気になる方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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まとめ
地元密着型の外壁塗装会社の集客にチラシは有効です。パッと見てお客様の関心を引けるような内容、デザインに仕上げることが重要でしょう。他社との差別化を図るため、自社の強みを積極的にアピールすることも大切です。また、ターゲット層を絞った、地道なポスティングにより、反響率も大きく変わります。ぜひチラシの持つ集客力を最大限利用し、効果的な集客を行いましょう。